地域社会への深い理解と高精度測量を使命として。
土地の境界を明らかにする測量では、幅広い資料の調査が欠かせません。それは、土地の境界というものが単なる物理的な境界線ではなく、そこに暮らす人々の生活や歴史と深く関わっているからです。近代的な土地所有精度は明治時代に確立されたものの、最近まで見取り図のような公図で管理されてきました。そのため長い年月が経つうちに曖昧になってしまったり、記録や記憶の不備で権利関係が入り組んでしまったり……等々、日本の土地には、まだまだ不明瞭な部分があります。こうした複雑な状況を解きほぐし、関係者全員が納得のいく境界線を導き出すのも、測量の仕事。私たちは地域社会への深い理解と高精度測量を使命として、「測量」という奥の深い仕事に、真摯な姿勢で挑み続けています。